仮想通貨の相対取引について徹底解説!リスクやメリットも併せて紹介

近年、中国やアメリカ、その他の世界各国では仮想通貨の相対取引が注目を浴びています。

仮想通貨を取引所を通さずに、投資家間だけで売買できると聞いて、仮想通貨に興味を抱いた方は多いのではないでしょうか。

実は、投資家間だけで仮想通貨を売買できる方法を「相対取引」と言います。

これからこの記事では、仮想通貨の相対取引をしたい人向けに、「相対取引について」や「相対取引のメリットやデメリット」、「相対取引の注意点」を紹介します。

最後まで一読頂き、仮想通貨の相対取引の知識を身につけ、実際に相対取引を実践してみましょう。

この記事でわかること

  • 相対取引について
  • 相対取引のメリット、デメリット
  • 相対取引の注意点

仮想通貨の相対取引(OTC取引)とは?

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相対取引とは、仮想通貨取引所を経由して、仮想通貨を売買するのではなく、仮想通貨を投資家間で売買取引することを意味します。

相対取引をすることで、市場の影響を受けにくく、個々人が自ら仮想通貨の価格を設定できますし、大口での取引(取引数量に限りがなく、1回にたくさんの仮想通貨を買うこと)や売買が可能になります。

仮想通貨の市場取引では、大口での取引や売買が可能になることで、市場への値動きに影響をきたしますが、OTC取引(相対取引)をする場合、市場の値動きに左右されにくくなります。

また、多くの仮想通貨取引所では、1回あたりの仮想通貨の取引量や1日あたりの取引量に上限が定められていますが、OTC取引をすることで、仮想通貨の取引量に関わらす、一度に何BTC(ビットコインの通貨)も取引ができます。

つまり、OTC取引(相対取引)は、1日や1回あたりの仮想通貨の取引数の上限がありません。

相対取引と市場取引って何が違うの?

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ます市場取引とは、市場を通して、不特定の多くの人と取引ができるという方法になります。

市場取引は投資家が互いに直接取引できない為、仮想通貨取引所に売買の指示を出し、仮想通貨取引所が投資家の代わりに、仮想通貨を購入したり、売却したりしてくれます。

また、相対取引と市場取引には、以下の2つの違いがあります。

相対取引と市場取引の違いとは
  1. 価格の設定の方法が異なる
  2. 取り扱っている資産が異なる

相対取引と市場取引にはそれぞれ価格の設定方法や取り扱っている資産が異なることが理解できたのではないでしょうか?

下記では具体的に相対取引と市場取引の場合とで価格の設定方法や取り扱う資産の違いについて1つ1つ見ていきましょう。

1.価格の設定の方法が異なる

  • 相対取引の場合:投資家間で自由に価格を設定できる
  • 市場取引の場合:仮想通貨の需要や供給のバランスで価格が自動的に設定される

2.取り扱っている資産が異なる

  • 相対取引の場合:土地や不動産など同種の商品が少ないか、希少性の高い商品に対して用いる
  • 市場取引の場合:上場株式や通貨などの同種の商品が多い時に用いる

仮想通貨でなぜ相対取引が行われるのか、理由を紹介

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いまや、中国やアメリカやヨーロッパなど世界中の各国で仮想通貨の相対取引が注目を浴びています。

では、なぜ世界各国で仮想通貨の相対取引が行われているのかの理由を以下で3つ解説します。

仮想通貨でなぜ相対取引が行われているのか
  1. 取引所がハッキングされるリスクがある
  2. 相場の変動を受けることなく、取引することが出来る
  3. 取引所からの入金を待つ必要がなく、当日現金化できる

では、以下でくわしく見ていきましょう。

1.取引所がハッキングされるリスクがある

仮想通貨取引所を通して、売買の取引が行われると、パソコンを通じて、名前や口座情報等の取引所に保管されている個人情報データをハッキングされる可能性があります。

また、仮想通貨取引所のパソコンにあるアクセス権を握れば、他人の仮想通貨を自分の口座に振り込んでしまいます。

ですが、相対取引は投資家間(1対1)での売買の取引になるので、不特定の人に個人情報を晒すことなく、安心して取引できます。

2.相場の変動を受けることなく、取引することが出来る

仮想通貨の相対取引は、相場の変動を受けることなく、取引ができます。

なぜなら、相対取引は投資家間での売買取引であり、仮想通貨取引所が関わらないからです。

仮想通貨取引所が関わらないことで、市場の影響を受けることなく、投資家間で任意の価格を設定できます。また、大口の取引をする際も市場の影響を受けないので、大きな利益につながることも可能です。

3.取引所からの入金を待つ必要がなく、当日現金化できる

相対取引は、投資家間での取引で、互いに口座の情報を入手すれば、仮想通貨取引所を通さず、すぐ現金化をすることができます。

なぜなら、FacebookやLINE、Skype等のチャット機能で注文履歴や口座情報を残せば、すぐ現金化できるからです。

ですが、注意点があります。互いに口座情報を交換する前に、取引相手は信用していい相手なのかをしっかり見極めましょう。

仮想通貨で相対取引を利用するメリット・デメリット

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上記の「仮想通貨の相対取引が行われる理由」の章と重複する内容もありますが、相対取引を利用するメリットやデメリットを解説していきます。

メリット①取引金額に上限がない

仮想通貨の相対取引は、市場取引と違い、取引所を通さず、投資家間で売買の取引をします。

仮想通貨の市場取引だと、仮想通貨取引所を通すので、1回あたりや1日あたりに取引できる仮想通貨の量が限られていますが、相対取引の場合は異なります。

相対取引の場合は、投資家間での売買取引のため、大口取引を行っても、問題ありません。1回あたりや1日あたりにどれだけの量を取引したとしても、上限がありません。

メリット②仮想通貨の市場に変動を与えることがない

相対取引は、投資家間での売買取引になる為、仮想通貨の市場に影響を与えることはありません。

ですので、仮想通貨取引所を経由して取引を行なわない為、市場の変動を気にすることはありません。

メリット③市場価格の相場変動を受けにくい

通常、仮想通貨を売買する時は、仮想通貨取引所を経由して取引をするため、市場の値動きの変動によって、獲得する利益に変動が起きます。

仮想通貨は上昇したり下降したりと変動が激しい金融商品です。

ですが、相対取引は取引所を経由せず、投資家1対1で取引をする為、市場の変動を気にすることなく、投資家間で決めた任意の価格で売買取引ができます。

ですので、相手が損しないために、投資家間で互いに損をしない任意の価格を提示して、売買取引をするといいでしょう。

デメリット①詐欺やトラブルに遭うリスクがある

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取引所を通さない仮想通貨の相対取引では、詐欺やトラブルに遭う可能性があります。

なぜなら、相対取引は仮想通貨取引所を通さず、投資家個人とのやりとりのため、周りに投資家を守ってくれるシステムや人はいません。

相手が信用できる人なのかをSNSの個人情報を見て判断している人が大勢しますが、Twitterのように、個人情報を記載する必要のないSNSもあるため、注意が必要です。

また、仮想通貨を売る人が、相手に対して先に仮想通貨を渡し、買った側がお金を支払わずに仮想通貨を持ち出し、逃亡するケースもあるので、契約する前に、相手のプロフィール等下調べをよくしてから、契約をしましょう。

デメリット②取引相手を探すまでに時間がかかる

市場取引は市場システムが設置済みですが、相対取引の場合はシステムがなく、SNS(FacebookやTwitter等)やSkype等のチャット機能での売買のやりとりになります。

SNSで自分と売買取引をしてくれる人を探すのに工数(時間や労力)がかかります。良い人を見つけたとしても、その相手があなたと取引をしたいと望んでいるとは限りません。

また、相手方のプロフィール等の信用情報を模索し、契約を締結するための手続きにも工数をかける必要があります。

諦める方も一部いらっしゃるかと思いますが、時間や労力をたくさんかけてでも相手を見極めることで、いい売買取引ができるでしょう。

相対取引を利用するのは、大口投資家が殆ど

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相対取引というのは、OTC取引(Over the counter)とも呼ばれ、大口取引をする人に対してサービスをすることを指します。

ですので、相対取引をしている人は、仮想通貨に多くの金額を貢いでいることになります。

ですがこれは多くのお金を持っている人しかできないというわけではなく、OTC取引(相対取引)に対し、多額の金額をかける人が多いということです。

相対取引を行っても税金は払う必要がある

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実は、仮想通貨の相対取引を行っても税金は払う必要があります。

相対仮想通貨の税金に関しては、市場取引や相対取引の区別は従来(市場取引と変わらず)の売買取引時の金額と同様に計算されます。

税金に関してくわしく知りたい方は、以下に「国税庁」のサイトがありますので、そちらをご覧ください。

参考:国税庁

仮想通貨の相対取引で実際にあった事件

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2018年4月11日、兵庫県の22~24歳の男7人を仮想通貨の相対取引により約1億9000万円をだまし取ったとして逮捕されました。

詐欺容疑で逮捕された7人は、以前、東京都内に住む40代社長のビットコインを現金2億円と交換するように社長に話を持ち掛けたそうです。ビットコインの交換契約に応じた40代社長は、すぐさま644・1BTC(約1億9000万円分)を容疑者の仮想通貨口座に振り込んだそうです。

ですが、社長に現金2億円は渡すことなく、容疑者らは逃亡し、ビットコインは横浜市内の仮想通貨交換業者にて現金に換金され、手数料を引いた1億7400万円を奪って逃走しました。

仮想通貨で相対取引を利用する際の注意点

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相対取引は仮想通貨取引所を通さない投資家間(1対1)の売買取引の為、詐欺に遭う可能性があるといえます。

近年では、SNSやチャット機能が生活上、不可欠になりました。仮想通貨の売買もSNS(FacebookやTwitter等)やSkype等チャット機能でできるようになったことで仮想通貨取引所を通さない取引ができるようになりました。

その為、投資家間でのやりとりの中で、口座情報等の個人情報をハッキングし、詐欺行為に悪用されることもできるようになりました。

仮想通貨の相対取引をする際は、相手が詐欺師ではないかどうかを、SNSのプロフィール等でしっかりと下調べをしてから、取引の契約締結をしていきましょう。

また少しでも怪しいと感じた場合は、すぐにやりとりをやめましょう。やりとりを続けてもいいことはありません。

仮想通貨の相対取引はマネーロンダリングになる?マネーロンダリングとは

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マネーロンダリングとは、不正行為によって得た資金を正規のやり方ではなく、別の経路を通じて不正行為履歴を隠滅させる方法です。

たとえば、不正行為で得た資金をそのまま銀行に預けると、預入れた資金の履歴が残ってしまい、いざ警察の取り調べになった時に不正が発覚してしまいます。

ですが、マネーロンダリングの場合は、銀行に資金を預ける正規のやり方とは違い、別の口座に資金を振り込む為、資金の使い道を分からなくすることができます。

これにより、警察の目がいかなくなり、何もなかったかのように振る舞うことができます。

ですので、仮想通貨の相対取引の場合、別の口座への振込みが可能になるので、「振り込め詐欺」によるマネーロンダリングになります。

仮想通貨の相対取引まとめ

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仮想通貨の相対取引について、取引をしたことがないが、やってみたいという人に向けて、「相対取引について」や「相対取引のメリットやデメリット」、「相対取引の注意点」を紹介しました。

相対取引とは、仮想通貨を通さずに投資家間で売買取引をすることです。

相対取引をするにあたって、投資家間で価格が自由に設定できたり、市場から影響を受けなかったりメリットが多々あります。

ですが投資家間でSNS(Facebook)やチャット機能等を利用をすることで相手のプロフィール等の信用情報を得ることができますが、Twitterでは本名を記載する必要がないため、取引相手を探す場合には、十分に気をつけた方がいいでしょう。

また、詐欺に巻き込まれないように、やりとり内容にも留意し、信用できるひとにだけ自分の個人情報や口座情報を開示しましょう。

そうすることでより安全に、そしてより安心して仮想通貨の売買取引ができますよ!